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 第57話 金井の行方 

 隆一郎と恵一夫婦の寝室。そのベッド上では、全裸の隆一郎が両脚を大きく開いて座り、同じく全裸の恵一がその隆一郎の下腹部上に対面した形で脚を開いて座っている・・・・いわゆる、対面座位の体位で対峙していた。

「どうやら、体調は元に戻ったようだな?」
「・・・・・・はぃ、あなた」
 隆一郎の問い掛けに、恵一は力なく答えた。
 恵一自身がねだった隆一郎との夫婦の交わりも、二人が共に絶頂を極めすでに終了していたが、隆一郎のペニスの勢いは衰える事なく、今も恵一の膣内に埋没したままになっている。
「これで分かっただろう? おまえが私とのセックスを拒否出来ないという事を・・・・・」
「・・・・・・ぅぅぅ」
「何だ・・・・おまえ、泣いているのか?」
 いまだに対面座位の状態で真下から勃起したペニスというくさびを打ち込まれ、隆一郎の身体から離れようにも離れられない状況の恵一は、その隆一郎の右肩に顔を埋め、しくしくと忍ぶ様な声で泣き始めたのだ。
「大丈夫だ、もう何も心配する事はない。毎日私のペニスを咥え込んで精液を吸収していれば、依存症の禁断症状が出る事もない」
「・・・・・・・はぃ」
 再び、恵一が力なく答えた。恵一は、改めて自分がもはや女として生きて行くしか道がない事を痛感していた。
「あのぅ・・・・・・?」
 恵一が小さな声で隆一郎に声を掛けた。
「なんだ、めぐみ?」
「金井は・・・・わたしを襲ったあの男子学生は、ど・・・・どうなったのですか?」
「あぁ、あの男子学生か。さて・・・・・どうなったのかな?」
 隆一郎は、ニヤリとしながらなぜか惚けた。
「今言える事は、あの金井とやらにはあるプロジェクトの第二号になって貰った・・・・という事だけだ」
「プロ・・・・・ジェクト?」
「まぁ、今に分かるさ」
『いったい何なの? 隆一郎は金井に何をしたというの・・・・・』

 自分をこの様な状態まで追い詰めた大神隆一郎の行った事。きっと恐ろしい事に違いない・・・・と、恵一は気持ちを震わせた。

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 第56話 完全なる敗北 

「めぐみ、学校では大変な目にあったそうだな?」
「え・・・えぇ・・・・・・」
「どうした? 何か辛そうだが、襲われたショックで体調がおかしくなったか?」
「いいえ、そうでは・・・・・・」
 顔を紅潮させ額に脂汗を滲ませている恵一に、隆一郎が聞いた。
「聞いた話だと、襲われている最中おまえはあの部分から『愛液』らしき分泌液を流していたというが、それは本当なのか?」
「いいえ、そ・・・そんな事は・・・・・・」
「そうか、それでは何でもないのだな?」
「は・・・・はぃ」
 しかし、この会話が進んでいる間にも、恵一のその部分からは再びおびただしい『妖しい液』があふれ出始めていた。
「あ・・・あぁ・・・・・」
「どうした、めぐみ?」
「あ・・・・あなた・・・・・も・・・もう、わたし・・・・・」
「めぐみ・・・・どうした、大丈夫か?」
 性的な内容の会話をした事で、恵一の性感帯が金井に襲われた時と同じ様に再び激しく反応し始めたのだ。
「あなた、お願い。あ・・・・あれを・・・・・・」
「あれ? あれとはいったい何の事だ。言っている意味が分からん」
「あれを・・・・・ペ・・・」
『いけないわ、そんな事を言っては。で・・・・でも、もう我慢が出来ない・・・・・出来ないの』
 恵一は必死になって自分の身体からの要求に反発しようとしていた。
『恵一の奴、男に襲われた事で女の性感を激しく刺激されたな・・・・・これは面白くなって来た』
 二人は、お互いの心の中でそれぞれ駆け引きをしていた。しかし、恵一の精神力も限界に近づいていた。
「ペ・・・・ペニスを、あなたのペニスを・・・・・」
「ペニス・・・・だと?」
「はぃ、ペニスを・・・・・・入・・・入れて」
「入れて・・・・とは、また私のペニスを入れて欲しくなったというのだな?」
『あぁ、それ以上言っては駄目よ。で・・・でも・・・・もう我慢出来ない』
 とうとう、恵一の精神力が尽きる時が来た。
「は・・・・・・はぃ」
「よし、いいだろう。では、この間私が言ったようにきちんと言うんだ。私の膣の中にあなたの太いペニスを入れてください・・・・・とな」
「そ・・・・それは」
「言うないのか? それならそれでもいいぞ」
「・・・・はぃ、分・・・分かりました」
 恵一の完全な敗北である。
「・・・・・わたしの・・・・膣・・・の・・・・中に、あ・・・あなたの太・・・・い・・・ペニスを・・・・・入れて・・・ください」
「よーし、よく言えたな。では、シャワーを浴びて寝室で待っていろ。急いで用事を済ませ私もすぐに行く」

まさに、セックスなし・・・・男なしでは生きていけなくなってしまった恵一。もはや、隆一郎に従って一生を過ごすしかない。

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帰って来た男
誰もいない教室に連れ込まれた恵一は、金井に強く押され
床に倒れ込んだ


 第55話 帰って来た男 

「あっ! あなたは!!」
 恵一は、突然目の前に現われた男子学生を見て唖然とした。それもそのはずだ・・・・なんと、すでに三月に卒業したはずの金井慎吾だったからだ。
「しかし、驚かせてくれるぜ。おまえが男と結婚したというのだからな」
「な・・・・なんで、あなたがここに?」
「悪かったな・・・・俺がまだここにいて。恥ずかしい話だが、ちょっと単位を落としてしまってな。それで、落第という訳だ。しかも、三年の最後に暴力沙汰を起こしてしまい、三ヶ月間・・・・一昨日まで自宅謹慎というおまけ付きさ」
『知・・・・知らなかった、金井がまだ学校に残っていたなんて』
 女子学生として通学している自分を男だと知っている人物・・・・その金井がまだ学校に残っている。恵一はまた大きな不安を抱える事になった。
「ここではなんだ・・・・・、ちょっとその教室の中へ入って貰おうか」
 そう言って金井は恵一の手首を掴み、すぐ前の教室へと連れ込んだ。
「何するの、嫌っ!」
 教室内へ連れ込まれると、恵一は金井に強く押され床に倒れ込んでしまった。
「倒れ方も相変わらず女らしくて可愛いぜ・・・・めぐみちゃん。しかし、男の癖によく恥ずかしくもなくそんな喋り方が出来るものだ。まったく感心してしまうぜ」
 金井にからそのようにかわれても、恵一はただ唇を噛み締めて耐えるしかなかった。
「あっ、何するの!?」
「また、おまえの可愛いちんこを拝ませて貰おうと思ってな」
「嫌っ! 嫌っ・・・・やめてぇー!」
 床に倒された恵一の上半身に金井が圧し掛かり、右手をスカートの中に入れた。恵一も必死にそれを防ごうとしたがなぜか身体に力が入らず、ただされるがままになるだけだった。
「男の癖に女の穿くパンティーなんか穿きやがって・・・・・・」
 そう言って、金井はスカートに差し入れた右手で恵一の穿いているパンティーを剥ぎ取ってしまった。
「・・・・・な・・・なんだこれは?」
 金井が驚たのは、恵一から脱がしたパンティーがびっしょりと濡れていたからだ。金井はいったい何事なのかと恵一のスカートを捲った。
「な・・・なんだ、これは! あるべきところにペ・・・・ペニスがない。いや、ないだけではない、女・・・女の割れ目が!!」
 驚いたのは金井だけではない。恵一自身も自分の身体の変調に驚いていた。
「このパンティーを濡らしている液体は・・・・おまえの漏らした小便か?」
 そう言って、金井が手にしている恵一のパンティーの臭いを嗅いだ。
「違・・・・違う、この臭いは!」
「あっ、やめてぇー! それだけは」
 金井は両手で強引に恵一の割れ目を開いた。そこには、流れ出ている液体で濡れ光っている女の性器があった。
「ま・・・まさか! このパンティーを濡らしている液体はおまえの『愛液』だったのか!? そ・・・・そんな馬鹿な、俺の知っているおまえは確かに男だったはずだ」
 女装はしていたが下半身は男のままだった恵一。その恵一が女の身体に変わり、しかも、その部分から『愛液』を流している。金井は心を乱しながらも、冷静にこの状態を分析し始めた。
「・・・・・見つけたぞ、これが男としての痕跡だ」
 金井は恵一の股間部に僅かに残る手術跡を目にし、恵一が性転換手術を受けた事実を確認した。
「信じられん、手術でここまで変えられるなんて・・・・・。状況からして、おまえ自身の意思で行ったとは思えん。すると誰かが強制的に・・・・・・、これは面白くなって来たぞ」
 金井は、恵一の背後にいる人物に興味を持ち出していた。
「はははっ。それにしても情けない男だ。男の誇りであるちんこを切り取られ、いやらしいま○こを作られてしまったのだからな・・・・・・あっ!!」
 突然、今まで声を大にして騒いでいた金井が、大きな悲鳴をあげて床に倒れ込んだ。
「めぐみ様、ご無事でしたか?」

 そこに現われたのは、隆司と交代で恵一の送迎をしている黒いスーツ姿のガードマンだった。

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 第54話 不安を抱えた初登校 

 隆一郎とのいさかいで夜の営みを中断して三日目。この日は、恵一の挙式後最初の登校日だった。結婚のために休んでいた事はクラスメイト全員が知っており、そこへ顔を出すのはやはり恥ずかしさがあった。

「おはようございます」
 教室に入った恵一は、緊張した気持ちを悟られないよう極めて自然を装って挨拶をした。
「あっ・・・・赤月さん、おはよう」
「山本さん、駄目よ。めぐみさんはもう赤月さんじゃないのよ」
「あっ、そうだったわ」
「そうよ、赤月めぐみさんから大神めぐみさんに変わったんだから・・・・ねえ、めぐみさん」
「えっ?・・・・・ええ」
 真理子からそう言われ、恵一は苦虫を潰したような顔で返事をした。恵一にとって、大神姓に変った事は大きな屈辱でしかなかったからだ。
「どうしたの、めぐみさん? 何だか元気がないわよ」
「えぇ・・・・・ちょっと」
 真理子からそう言われたが、それには『大神めぐみ』と呼ばれる嫌悪感と結婚した恥ずかしさ以外にも別の原因があった。朝から精神状態が不安定なのだ。
『なんだか神経がとても敏感になっている。これって・・・・・・』
 恵一が心配しているのは、隆一郎が言っていた『エストロモドキン依存症』の事だ。隆一郎に忠告されはしたが、実際にはどうなるか分かりはしないと、口論から隆一郎との肉体的な関係を拒否したのだ。そのため恵一の人工子宮は、丸二日以上隆一郎の精液を吸収していない。
「めぐみさん、おはよう!」
 恵一の声を耳にし、教室の外からも数人の女子が集まって来た。
「噂では聞いていたけど、高校生なのにまさか本当に結婚してしまうなんて、わたし驚いちゃった。で・・・・もう新婚旅行へは行ったんでしょう? どこどこ、どこへ行ったの?」
「え・・・えぇ、行く事は行ったんだけど、ちょっと・・・・・・」
 元々、聞かれても答えたくはなかったが、場所が五反田のラブホテルでは答えられるはずもなかった。
「初夜はどうだった? 恐くはなかった??」
「ハネムーンベビーは?」
「子供は何人くらい生む予定なの?」
 立て続けに質問が飛び交った。
「みんな、そんな質問したらめぐみさんが可哀相じゃない。ねぇ、めぐみさん」
「え・・・・えぇ・・・・・・・」
 真理子が機転を利かせて変な質問を断ち切ってくれたので、恵一はほっとした。

そんな恵一の挙式後初登校は、特別トラブルもなく無事に終わった・・・・・・かに見えたが、部活の生徒以外殆んど生徒のいなくなった放課後にその出来事は待っていた。それは、恵一が送迎用の車へ向かう途中での出来事だ。
「学校中で結婚結婚と騒いでいるから、いったい誰が結婚したのかと思ったら、まさか、おまえとはな・・・・・・」
 突然、前方の廊下の陰から太い男の声がしたので、恵一は驚いて立ち止まった。すると、再び男の声が・・・・・
「おまえが男と結婚など出来るはずがない・・・・・男のおまえにはな」

 そう言いながら、廊下の陰から学生服姿の男子学生が姿を現した。

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計算された挑発
今夜も隆一郎の夜の相手をし恵一は精神的にも肉体的にも疲れ切っていた

 第53話 計算された挑発 

 新婚旅行後、隆一郎と恵一の夫婦の営みは毎夜一日も欠かさず続いていた。恵一は隆一郎の猛り狂った太いペニスをその膣口で受け入れる度に、自分がもはや女である事・・・・そして、隆一郎の妻である事を強く思い知らされるのであった。

「どうだ、めぐみ。こうして毎晩毎晩男のペニスを咥え込み、膣内に多量の精液を注入される気分は? 男のままでいれば咥えさせる立場でいられたのにな・・・・ふふっ」
「嫌っ、も・・・・もうそんな事は言わないで」
「おぉ、すまんすまん。これはつい余計な事を口走ってしまった」
 夫婦の交わりが終わり、半ば放心状態の恵一と隆一郎の会話だ。隆一郎は『つい』と言っているが、これは完全に意識的な言葉責めだ。
「・・・・・あ・・・あなた」
 恵一が言い難そうに隆一郎に声を掛けた。恵一にとって、隆一郎を『あなた』と呼ぶのはいまだに抵抗があるのだ。
「どうした、めぐみ?」
「昨日の事なんですけど・・・・・」
「昨日の事?」
「お客様がおみえになられて・・・・・」
「あぁ、あのときの事か。それがどうしたというのだ?」
「わたしの事・・・・・・・」
「おまえがどうしたというのだ?」
「お客様の前で・・・ニュー・・・・」
「ニュー・・・・? いったい何を言いたいのだ、おまえは」
 ニューまで言って口篭ってしまった恵一に、隆一郎が痺れを切らした。
「は・・・はぃ。・・・・・お客さまの前で・・・ニ・・・・ニューハーフなんて言わないでください」
「なんだ、そんな事が言いたかったのか?」
「そんな事・・・・って、わたしは必死になって女らしくしようと努力しているんです。それなのに・・・・・・」
「努力だと? 努力しなければ女に見えないのなら、ニューハーフと言われても仕方あるまい。そう言われたくなかったら、早く一人前の女になるんだな・・・・・と言っても、『人工的に作られた女』には無理かもしれんがな・・・・むふっ」
「そ・・・・そんな言い方って!」
「どうした、怒ったのか?」
「わ・・・わたしは、あなたに少しでも喜んで貰いたくて思い女らしく振る舞い、あなたのお相手も・・・・・・・」
 このように肉体的な相手までしているのだと言いたかった恵一だが、さすがにそこまではっきりとは言えなかった。
「おい、めぐみ。おまえ何か勘違いしていないか?」
「勘・・・・違い?」
「今の言い方だと、『わたしはあなたにこんなに尽くしてあげているのよ』・・・・みたいな言いまわしだが、それは逆だろう」
「・・・・・?」
「こう言っては可哀相だが、『女の出来損ない』でしかないおまえの面倒を見、しかも、妻にまでしてやったのはこの私だぞ」
「酷い・・・・そんな言い方」
 面倒を見てやっている、妻にしてやったなど、それはあなたが強引にそう持って行ったのでしょう・・・・と恵一は心の中で怒っていた。
「何か不服そうだな? それならばいいだろう、しばらく夜の相手はしてくれなくても構わんぞ。ただし言っておくが、おまえはすでに『エストロモドキン依存症』にかかっている。今日、小村井先生から見せて貰ったデータでそれは確認されている」
「・・・・・依存症!」
 恵一の前に、再び恐ろしい名前が立ちはだかった。
「データの数字から読み取ると、最低でも二日に一回は私の精液を吸収しなくては禁断症状が発症する計算になる。それでもいいのだな?」
「そ・・・・それは」
「もし、再び私に夜の相手をして貰いたければ、『わたしの膣にまたあなたのペニスを入れて』と私に頼み込むんだな。そうしたら、再び相手をしてやらんでもない・・・・さぁ、どうする?」
「・・・・・・・・」

 ここまで一方的に言われては、恵一としても簡単にそのような屈辱的な言葉を口に出来る訳がなかった。


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ニューハーフ妻
妻のめぐみはニューハーフです・・・・とお客様の前で言われ恵一はただ呆然と
するばかりだった


 第52話 ニューハーフ妻 

 隆一郎と恵一が新婚旅行から戻って三日が経った。学生でもある恵一は今週いっぱいは学校を休む事になっており、二人を取巻く環境は一応の落ち着きを取り戻していた。そんな二人が居を構える大神家別邸に、地下組織の会員という二人の男が訪れていた。

「来月のオークションですが、久々に5人程いい『女奴隷』が揃いそうですよ。どうか、楽しみにしていてください」
 隆一郎が目の前のソファーに座っている二人の会員に対して話した。
「いやいや、我々のような貧乏会員ではなかなか手が出ませんよ。しかし、オークションは見るだけでもショーとして十分価値がありますからな。そういう意味では今から楽しみです」
「そう言えば、隆一郎様は先日ご結婚されたそうですね・・・・おめでとう御座います」
「有難うございます。本来ならば盛大に披露宴でも開かなくてはいけなかったのですが、私はどうも派手な事が苦手で・・・・・。それに、あくまでもこの結婚は組織内での約束事というだけで、正式な結婚ではありませんから・・・・」
「そうなのですか? また、なぜ正式なご結婚という形を取られなかったのですか?」
「あっ、そうだ・・・・」
 隆一郎はそう言いながら立ち上がると、インターホンのスイッチを押した。
「あっ・・・・めぐみか? ちょっと応接室まで来なさい」
「は・・・・はい」
 呼ばれたのは、隆一郎の新妻となった恵一だった。
「めぐみ様・・・・? もしかして、奥様のお名前ですか?」
「はい、めぐみと申します。まだ若いので、なかなか言う事を聞いてくれませんが・・・・」
「そんな、もったいない。我々からすれば羨ましい限りです」
「トン、トン!」
 応接室のドアをノックする音が・・・・。
「めぐみか?」
「・・・・はい」
「入りなさい!」
 一瞬間が開いた後にドアが開き、タータンチェックのプリーツスカートを穿いた恵一が姿を現した。
「めぐみ、私の大切なお客様だ・・・・ご挨拶なさい」
「は・・・はぃ、妻の・・・・めぐみです。いつも主人がお世話になっております」
 恵一が慣れないながらも妻らしく応対した。
「これはこれは、綺麗な奥様で。隆一郎様にはいつもお世話になっています。今ちょうど奥様のお噂をしていたところなのですが、いや、実にお美しい」
「そ・・・・そんな」
 本物の女性ならば喜ぶところだが、恵一の気持ちは複雑だった。
「しかも、このようなプリーツスカートを穿かれていますと、まるで女子学生のようですな」
「おぉ、お分かりになりましたか? めぐみは現在、大神学園に通っているんですよ」
「では、本物の学生さんでしたか・・・・これは驚いた」
 二人のお客がしきりに妻の恵一を褒めるので、夫である隆一郎もご満悦のようだ・・・・しかし、問題の発言はこの直後に飛び出した。
「しかし、こんなに若くて美しい女性とご結婚されたなんて、誠に羨ましいですなぁー」
「いえ・・・・・めぐみは女ではありません」
「えっ! 女性ではない・・・・とは? いったい・・・・・」
「妻のめぐみは、元・・・・男です。性転換手術で女の身体になった・・・・・いわゆるニューハーフです」
『そ・・・・そんなぁ! 何も知らないお客様にそんな事をわざわざ言わなくても・・・・・』
 目の前でいきなり隆一郎に自分の本当の姿を暴露され、恵一は一瞬にして惨めな気持ちになっていた。もちろん、応接室にいる二人の訪問客もどうフォローしていいのかどぎまぎしていた。
「めぐみ、何を突っ立っているんだ、私の横に座りなさい」
『どうして・・・・どうしてなの? わたしは本当の女性見えるよう一生懸命に演じているのに・・・・・・』
 女の身体となってしまった今の恵一にとっては、まわりから『元・男』だと見抜かれない事が一番の安らぎなのだ。
「なるほど・・・・、正式な結婚云々と仰っていた意味がやっと今分かりました。しかし、今では性別の変更も条件さえ整えば可能ですし、正式な婚姻も・・・・・」
「はい、ただ私たち二人の場合にはいろいろと問題も抱えているので、そのうちほとぼりが冷めてからめぐみの性別変更等の事は考えたいと思っています」
 正式な性別変更・・・・・何気ない言葉だが、恵一にとっては重大な意味を持っていた。それは、恵一の男としての存在に完全にとどめを刺す行為だからだ。
「めぐみだって早く性別を変えたいとは思っているはずです。なぁ、そうだろう・・・・めぐみ?」
「い・・・いえそんな事は」

 隆一郎の容赦遠慮のない問い掛けに、恵一はどう答えればいいのかただ戸惑うだけだった。

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 第51話 遠回しな会話 

「めぐみは俊恵と顔を合わせるのはずいぶんと久しぶり・・・・・いや、女に生まれ変わってからは初めてだろう。少しの間二人だけにしてやるから思い出話にでも花を咲かせるがいい。ただし、この部屋の様子はすべて映像で撮っているから、そのつもりでな・・・・・・」
 だから余計な話しはしない方がいいぞ・・・・とでも言いたげに、隆造と隆一郎は共に部屋から離れて行った。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
 隆造と隆一郎がいなくなり二人きりになっても、残された二人は立ったまま俯いているだけ・・・・どちらからもなかなか言葉は出て来なかった。話すとなれば女言葉・・・・、変えられてしまった姿形を見られてしまう事は仕方ないが、女言葉を使う姿までは・・・・・と思っているのだろう。だが、時間は刻一刻と過ぎて行く。
『やっと杉浦さんに巡り会えたのよ、このままではいけないわ。会えるチャンスなんて滅多に来ない。せめて、言葉だけでも交わさなくては・・・・・』
 恵一は、たとえ恥ずかしくても俊恵・・・・いや、俊夫と話さなくてはいけないと思った。そんな矢先、先に口を開いたのは俊夫の方だった。
「このままでは・・・・ね、床にすわりましょ?」
 顔を少し上げ、上目遣いに俊夫が恵一に囁いた。
「は・・・・はい、そうですね」
 恵一は素直にそう答え、二人は絨毯敷きの床へと腰を落として行った。
「正座は辛いでしょ? 脚を崩した方がいいわ」
 正座して座ろうとしていた恵一に、俊夫が脚を崩すように促した。当然、その脚の崩し方は両脚を横に投げ出した『女座り』の事を指している。
「大変・・・・だったでしょ? 新婚旅行だなんて」
「は・・・・はぃ」
 俊夫は自分の経験から、恵一が味わったであろう同性である男との不本意な交わり・・・・嘔吐したくなるような肉体の絡みに深い同情と、そして、その根本的な原因を作ってしまった事に強い責任を感じていた。
「ご・・・・ごめんなさいね」
 俊夫が突然恵一に頭を下げた。
「ど・・・・どうされたんですか?」
「みんな、わたしのせいよ。わたしが変な事件に首を突っ込んだばかりに。恵・・・・いえ、めぐみさんだってこんなわたしの事を追ってこのような所に来なければ・・・・・・・」
「そんな・・・・そんな事ありませんわ」
「いいえ、わたしがこのような姿に変えられてしまった事は自業自得よ。でも、あなたは・・・・・・・」
「杉・・・・杉浦さ・・」
「駄目・・・その名前は言わないで! わたし、その名前はもう捨てたの。いつまでもその名前を背負っていたら辛過ぎるから・・・・・」
 そう切実に語る俊夫の目には、涙が浮かんでいた。
「もういいの、これからはわたしの事『お義母さん』って呼んで。わたしもあなたの事を『めぐみ』って呼ぶから」
「お・・・・お義母さま」
 恵一は俊夫の事を『お義母さま』と呼んでいた。些細な事ではあったが、俊夫にはその心遣いが嬉しかった。
「わたし、こんな顔に変ってしまっておかしいでしょ?」
「お義母さま、そんな事ありませんわ・・・・とてもお綺麗です」
「嬉しい・・・・・でも、めぐみにそう言われるとなんだか恥ずかしいわ」
「お・・・お義母さま・・・・・そんな」
 男から女へ変えられてしまった二人・・・・微妙な心理状態が垣間見える。
「わたしたち、義母と娘の関係なのね・・・・・なんだか変な気持ち」

 女言葉を使いお茶を濁す程度の会話をする二人。本当ならば、使い慣れた男言葉で事の全真相を語り合いたいに違いない。

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義母と嫁・・・・女に変えられた二人
二人の後方に隠れるようにしていたフレアミニ姿の恵一だったが・・・・・

 第50話 義母と嫁・・・・女に変えられた二人 

 新婚旅行から戻り父親である大神隆造の元に挨拶に出向いた隆一郎とその妻・恵一。そんな恵一の姿を見て隆造は、奥の部屋にいるという隆造の妻・俊恵への結婚報告を命じた。

「ガチャガチャ!」
 隆造が俊恵がいるという部屋の鍵を開けた。
「この部屋は完全防音になっておってな、外の音も中の音も完全に遮断されておるんだ・・・・・俊恵、入るぞ」
「あっ、あなたなの? おかえりなさい」
 隆造はずっと居間にいた。しかし、音声が完全遮断されている部屋に閉じ込められている俊恵にとっては、留守にしているのと同じなのだ。
「隆一郎が新婚旅行から戻ったぞ。今、ここに挨拶に来ている」
 ドアを半分開けだけの状態で、隆造は俊恵にそう声を掛けた。
「えっ、隆一郎さんが・・・・・・・!?」
『新婚旅行の挨拶・・・・って、まさか!』
 当然、隆一郎の妻となった恵一も一緒なのかと、俊恵の心臓の鼓動が激しくなった。
「ギギギギギーーーッ」
 部屋のドアが大きく開き、隆造の後ろから隆一郎が入って来た。
「お義母さん、只今、新婚旅行から戻りました」
「これは、隆一郎さん・・・・・お疲れ様でした」
 俊恵が母親らしい喋り方で応対した。俊恵はもうすっかり大神隆造の妻として順応してしまったのだろうか?
「お陰様で可愛い嫁を娶る事が出来ました。ほら、めぐみ・・・・ここへ顔を出しなさい」
 隆一郎が、後で隠れるように小さくなっている恵一を手招きした。
『嫌っ、嫌よ! 杉浦さんにこんな姿見られたくない』
 恵一はその場から逃げ出してしまいたかった。
「そんな下を向いてないで、顔を上げなさい。お義母さんに失礼だろう」
「・・・・・は・・・はぃ」
 花柄のフレアミニのスカートから伸びた脚を恥ずかしそうにして立つ恵一に、隆一郎の注意が飛んだ。恵一は辛そうにゆっくりと顔を上げ、目の前に佇む俊恵の姿を見た。
『杉・・・・杉浦さん・・・・・・』
 膝丈のワインレッドのワンピースに身を包み厚手の化粧は施しているが、その顔は間違いなく杉浦俊夫の顔だった。
「お義母様、わたし・・・・め・・・めぐみです」
「めぐみさん・・・・ね? わたしは・・・・・・俊恵です」
 まるで、初めて会った様なぎこちない会話だった。
「この様子では、我々が一緒にいたのでは話したい事も話せんという感じじゃな。少し二人だけにしてやろうじゃないか、なぁ・・・・隆一郎」
「はい、そうですね、父さん」
『えっ! 二人だけ!? そ・・・・それは』

 簡単な挨拶だけで切り抜けられると思っていた恵一。しかし、そこに用意されていたのは二人だけのひと時だった。しかし、それは恵一にとって・・・・いや、俊恵にとってもかえって辛い事だった。このような姿にお互いが変えられて、いったい何を話せというのか。

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 第49話 ペニスの行方 

 手術室の保管庫・・・・その片隅に置かれた茶色い医療用の小瓶。瓶の表面には『赤月恵一・ペニス』と書かれたシールが貼ってあるが、今現在その中には何も入っていない。さて、話は恵一のペニスが隆一郎に嵌められた婚約指輪によって切断されかかり、急遽、恵一の性転換手術が執り行われた直後に遡る。

「瞳、手術室へ行くぞ。これから緊急手術だそうだ」
 突然、瞳が監禁されている部屋へ隆司と白衣を着た男二人が現われた。その横には患者移動用のストレッチャーまで用意されている。
「えっ! いったい何の手術なんですか? わたしは何も聞いていません」
「緊急事態だ、いちいち説明している暇はない。早くストレッチャーに乗れ・・・・早くだ」
 何が何だか意味が分からないまま瞳がストレッチャーに腰を下ろすと、いきなり白衣の男に注射針を刺された。
「あっ・・・・・ぁぁぁぁ」
 一瞬のうちに意識を失った瞳。打たれたのは麻酔の注射だったのだ。
「時間がない、急ぐぞ」
 隆司の掛け声と共に、三人の男達は手術室へと急いだ。

 その翌日、その瞳は春香のいた『十二院房』の治療室のベッドに横たえられていた。
「小村井くん、瞳くんはまだ目を覚ましていないようだね」
「はい、院長。手術後は、先程まで麻酔入りの点滴を注入していた事もあって、意識を回復したり失ったりの繰り返しです」
「まぁ、間もなく意識も回復するだろう。それにしても、今回の手術は当初から予定していた事とはいえ恵一があのような事態になり、緊急の手術になってしまったから大変だったな」
「まぁ・・・そうですが、瞳さんの場合にはすでに子宮と卵巣は摘出してありましたから、その点は時間が短縮出来て助かりました。おかげで陰茎移植手術だけでなく、乳房切除まで一気に行えましたから・・・・」
「うぅ・・・・ぅぅぅ」
「おぉ、どうやら意識を回復したようだな」
 見ると、瞳が目を開き身体を左右に揺らしている。
「身体を動かすではない。まだ手術跡が安定しておらん」
 隆造が意識の戻った瞳に注意をした。
「わ・・・・私は・・・いったい?」
「気が付いたか? おまえは昨日手術を受けたのだ」
「手術? あぁ・・・・痛い」
「麻酔はまだ効いているはずだが、傷口の炎症が治まるまでは多少痛みはある・・・・我慢しなさい」
「手術・・・・って、いったい何の手術を? ・・・・・あっ!」
 瞳はやっと気づいた。今まで顔の下にあった胸の膨らみがなくなっている事を、下腹部の異様な圧迫感を・・・・・。
「おまえは・・・・性転換手術を受けたのだ」
「性・・転換・・・・?」
 一瞬ぽかんとしていた瞳だが、次第に自分の置かれている状況を理解出来たのだろう。その表情が険しくなった。
「嘘・・・嘘よ!? なんで私がそんな目に遭わなければいけないの?」
「それは、おまえ自身の責任だ」
「わ・・・私自身の? そんなぁ・・・・」
「おまえがわしの子をこの世から葬ったからだ」
「だけど、そ・・・・・」
「いい訳などいい。本来ならば、そのために子宮を失い女としての機能を失ったおまえなど、あの世へ旅立って貰ってもいいのだ。せめて男として生き延びられただけでも有り難いと思え」
「・・・・・・・・」
 瞳は唇を噛み天を仰いだ。
「もう一つだけ忠告しておく。今度もまた変な行動・・・・例えば移植されたペニスを切り取ってしまおうなどとは思うなよ。そのペニスはあの赤月恵一くんの身体から切除したものだ。それを切り取って生ゴミにでもしてしまったら、おまえの親友の葉子くんが悲しむぞ」
「な・・・なんですって!? そんな・・・そんなぁ・・・・・・」

 性転換手術を施され男の生殖器を移植されてしまった瞳。しかも、その持ち主は親友である葉子の元恋人・恵一のものだと聞かされ大きな衝撃を受けた。今から一ヵ月半前の出来事である。

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 第48話 初夜の報告。その後に待つ・・・・ 

 一泊二日、五反田のラブホテルへと新婚旅行に出かけた二人が大神邸に帰って来たのは、翌日の正午過ぎだった。二人は自分たちの新居となる別邸に戻る前に、まずは本邸の三階にある隆一郎の父・隆造のところへ顔を出した。

「めぐみ、お義父さんに新婚旅行から戻った挨拶をしなさい。おまえはもう大神家の嫁なのだからな・・・・・」
 居間のソファーに座る隆造を前にして、隆一郎が恵一にそう指示した。恵一の心に大神家の嫁であるという事を刷り込むためだ。
「はっ・・・はぃ、あなた」
 急にそのように振られ慌ててしまったが、隆一郎から今まで以上に女らしく話すよう強く言われていた事もあって、恵一は意識して女らしく返事をした。
『嫁としての挨拶なんて考えた事もないわ・・・・何て言えばいいの?』
 女としての基本的な土台のない恵一には、そういった臨機応変な対応能力に欠けていた。
「どうした、めぐみ? 早くしないか」
 いつまでも挨拶しない恵一を見かね、隆一郎が恵一に注意をした。
「はい、ただいま。・・・・・・・お義父様、ただいま新婚旅行から戻って参りました。本日から隆一郎さんの妻として、そして、大神家の嫁として一生懸命努力致しますので、どうぞよろしくお願い致します」
 そこで挨拶を終えると、恵一は目の前に座る隆造にゆっくりと頭を下げた。
「なんだ、それで終わりか? おまえはそんなつまらん挨拶しか出来ないのか」
 隆一郎が小さく呟いた。
「隆一郎、まぁ、それくらい許してやれ。めぐみくん・・・・いや、もう息子の嫁なのだからめぐみと呼ばせて貰おう。めぐみはまだ女としての経験が十分ではない。女としての挨拶が十分に出来なくてもやむを得ん。そのあたりは、これから少しずつ教育していけばいい。それよりも、新婚旅行はどうだった? 初夜は無事に済んだのか」
『えっ・・・・・初夜!』
 このようなところでそのような事まで聞くのかと、恵一は唖然とした。
「ご心配には及びませんよ、父さん。無事に済みましたからご安心ください。この分だと、そう遠くない時期に妊娠してくれると思います」
「そうか、それはよかった。当然の事だが、元・男のめぐみにとってはすべてが初めての経験だ・・・・慎重に事を運んでくれよ。わしのところみたいにならんようにな」
「はい、心得ております」
「そうだ、ちょうどいい。奥の部屋に妻の俊恵がおる、俊恵にもちょっと挨拶して行きなさい」
『ええっ! 俊・・・・・・・』
 隆造の発した言葉に恵一が大きく動揺した。無理もない、恵一が大神隆一郎に捕らえられてからは、隆造との披露宴などでその姿を一方的に目にしただけで、一度も俊恵・・・・杉浦俊夫とは顔を合わせてはいないのだ。その俊夫と今ここで再会する事が出来る・・・・・。それは本来嬉しい事であるはずだが、このように変わり果てた姿になってしまった今の恵一にとっては、逆に辛い事でもあった。そして、それは俊夫側から見ても同様だ。
「そうですね、そろそろいい時期かもしれませんね。兄弟同様に男同士の友情で結ばれていた二人です。それが、今では二人とも強制的に女に変えられ義母と義娘の関係に・・・・・。二人が顔を合わせた瞬間の反応が楽しみです・・・・ふふふっ」

 不敵な笑いを浮かべながら、隆一郎が下を向いて唇を噛み締めている恵一の顔を覗き込んだ。

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10/08|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 第47話 悲しい再会 

 その悲しい再会は、隆一郎と恵一の初夜・・・・・二人が夫婦の契りを結んでいたのとほぼ同時刻に大神隆造と隆司親子によって進められていた。

「ああっ・・・・・・あなたは!!」
 隆司の手で顔に被せられていた仮面を剥ぎ取られてしまった小便小僧は慌ててその顔を横に背けたが、葉子はその顔を見逃さなかった。
「嘘よ・・・・・嘘でしょ? そんなの嘘よ・・・・そんなはずない。だって・・・・・・・」
 葉子は、自分が今見た光景を強く否定した。いや、否定せざるを得なかった。それは、葉子が確認し認識したその顔の持ち主は女のはずだからだ。しかし、目の前に立つブリーフ姿の人物は明らかに男・・・・・胸には乳房の膨らみもなく、ブリーフに覆い隠されたその股間部は異様な程の膨らみを持っている。
「どうした、葉子くん? いくら髪型が男らしく刈り上げに変わってしまったとはいえ、よもや自分の一番の親友の顔が分からないという事はないだろうな?」
『えっ、親友!? で・・・・ではやはり、これはわたしの見間違えではないというの?』
 隆造の口から出て来た言葉を聞き、葉子の顔はみるみる蒼白になって行った。
「何をしたの? あなた達、瞳さんにいったい何をしたの!?」
「何をしたのと言われても、見ての通りだ・・・・・。瞳には性転換手術で男に生まれ変わって貰った。せっかく身篭っていたわしの子を抹殺してくれた罰だ」
「な・・・な・・・・なんていう残酷な事を!!」
「残酷だと? わしの子をこの世から消し去った行為はどうだというのだ!?」
「それは、あなた方が・・・・・・・」
 葉子はそこまで言って言葉を止めた。もうこれ以上何を言っても無駄だと思ったのだ。
「まぁ、何とでも言うがいい。それより、おまえが大声で騒ぐものだから、とうとう瞳が泣き出してしまったぞ」
 隆造のその言葉に葉子が瞳の顔に目をやると、顔を背け俯いたままの状態で目から大粒の涙を流していた。
「瞳・・・・さん」
 葉子がぽつりと呟いた。
「ついでに言っておくが、その『瞳さん』という呼び方も改めて貰わんとな。男に生まれ変わったのだから『瞳くん』だ。いや、間もなく夫と妻の関係になるのだから『おまえ』『あなた』の方がいいかもしれん・・・・ふふっ」
 これだけ酷い事を次々とやっておきながら平然としている大神隆造。いったい、その精神構造はどうなっているのだろう。
「親父、そろそろ瞳に散歩をさせる時間だ。もう連れて行ってもいいかい?」
「おお、そうだった。瞳には立小便の仕方を含め、早く男の行動パターンを身に付けて貰わんと困るからな」
『えっ!? 立・・・・・・』

 立小便・・・・・女にとってはまったく無縁であるはずのその言葉を耳にし、そのような事まで瞳さんは強要させられているのかと、葉子は愕然とした。

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 第46話 最悪のシナリオ 

 新婚初夜の翌朝、不可解な夢で深い眠りから覚めた恵一は、隆一郎の口から膣内の精液が外に漏れぬよう膣口に『ヴァギナストッパー』なる器具を嵌め込まれた事を知る。しかもその器具は、その四方を小陰唇に開けられたピアスに固定されていて、特殊な用具を使用しないと外せない代物だった。

『わたしの身体の中に放出されてしまった隆一郎の精液は、このストッパーを外して貰えるまで洗い流せないのね。たとえ洗い流したとしてもそれを回避する事が無理だという事は分かっている。でも、たとえ少しでも希望を持ちたかった・・・・・。こうなってしまっては、もう隆一郎の子供を身篭ってしまうのも時間の問題ね』
 恵一は今、その全裸の身体を傍らで添い寝する隆一郎の腕に抱かれ、軽く目を閉じながら自分に訪れる最悪のシナリオを覚悟していた。
「それにしても、昨夜のおまえのよがり方は凄まじかったな。そんなに気持ちよかったのか?」
「えっ? は・・・・はい」
「はい・・・だけとは、また何とも素っ気ないな。『はい、あなた』くらいは言って欲しいものだな」
「・・・・・はい・・・・あなた」
 隆一郎に注意され、恵一は再度言い直した。
「おまえはもう私の妻なのだ。これからは、そういった手抜きの言葉や女らしくない喋り方をしたら容赦はしないからな。そうだ、今日からは今まで以上に女らしさを強調した喋り方をしろ・・・・分かったな」
「は・・・・はい、・・・・・分かりました、あなた」
「それでは駄目だ。『分かりましたわ、あなた』・・・・だ。もう一度言い直してみろ」
「分・・・分かりましたわ、あなた」
「よし、それでいいだろう」
 隆一郎から突然より女らしい言葉使いを要求され、恵一は戸惑った。しかし、恵一が素直に従った事で気分をよくしたのか、隆一郎は恵一を強く抱きしめた。
『あぁ、わたしは今、ベッドの上で隆一郎に抱かれているんだわ。でも、彼はもうわたしの夫、そして、わたしはその妻。誰にも恥らう事なんてないのよ。そう、わたしはもう男ではないのだから・・・・・・』
 結婚の直前に手術の後遺症で男の意識が高まり、精神的な強い反発を示していた恵一。そんな恵一とは思えない程、新婚初夜から戻った恵一は女らしく変貌していた。やはり、夫となった隆一郎のペニスを自分の女の部分で受け入れたという事が、精神的に大きく影響しているのだろう。
「めぐみ、愛してるぞ」
 そう囁きながら、隆一郎は恵一の左手を取り自分のペニスへと運んだ。
「昨夜はずっと縛ったままだったからな。今朝はこうしておまえの指で握っていてくれ」
「あぁ・・・!」
 隆一郎の手で先導され指先にペニスが触れた途端、恵一の性感が敏感に反応した。
「身体の反応がかなり敏感になったようだな・・・・いい事だ」
「・・・・・・・・」
『なんで・・・・なんでこんなに敏感に感じてしまうの? わたしはこんなに拒んでいるのに・・・・・・』

 隆一郎の責めに反応してしまう事・・・・それは、恵一にとっては隆一郎との戦いに負けた事を意味している。

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10/06|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 第45話 妊娠を促すヴァギナストッパー 

「お父さん、お父さん!」
 霧がかかって何も見えないその向こう側から、恵一に向かって小さな子供の声が語りかけて来た。
「えっ・・・・お父さん? お父さんって、私の事?」
「そうだよ、お父さん何寝ぼけているの?」
「私はあなたのお父さんじゃないわ。お父さんは男でしょう・・・・わたしは女だもの」
「でも、恵一っていう名前でしょ?」
「いいえ、違うわ。わたしの名前はめぐみよ」
「嘘だぁ! それに、男なのになんで女みたいな喋り方をしているの? 変なのぉ・・・・・」
「だ・・・・だって、手術されて・・・・・・」
 恵一は、知らず知らずのうちに、この謎の少年のペースに嵌まりそうになっていました。
『いけない、もう少しで相手のペースに嵌まるところだった』
 恵一は、すんでのところで我を取り戻しました。
「それより、あなたの名前はなんて言うの?」
「僕? 僕は恵太郎だよ」
「えっ・・・恵太郎!?」
 恵太郎という名前を聞き、恵一はすでにすっかり忘れていた以前体験した不思議な現象を思い出していた。意識を失っていた時に誰かが『恵太郎、恵太郎』としきりに語りかけて来たあの現象だ。しかし、あの時は自分が恵太郎と呼ばれていたのだが、今回はそうではなく、自分に対して恵太郎が語りかけて来ているのだ。いったい、自分と恵太郎はどういう関係にあるのか・・・・その謎はより深まった。
「嫌だなぁ、この名前お父さんが付けてくれた名前だよ」
「ええっ、わたしが付けた!?」
「そうだよ、僕が生まれてすぐにお父さんが付けてくれたって、春香おばちゃんが言ってたよ」
「春香・・・・おばちゃん?」
 恵太郎の口から春香という実際に身近にいる人間の名前が出て来た事で、恵一の頭の中はますます混乱した。しかし、こうなったらこれはある意味いいチャンス。更に深く追求する必要があると恵一は判断した。
「恵太郎くん、わたしがあなたのお父さんだというのならお母さんは誰なの・・・・何という名前?」
 恵一は、一気に核心に触れた。
「お母さんの名前? お母さんの名前はねぇ・・・・・・・あっ、恐いおじさんがやって来た。僕、ここにはもういられない。お父さんも早く逃げて!」
「あっ、恵太郎くん・・・・・恵太郎くん!」
 恐いおじさんが近づいて来る・・・・そう言って恵太郎の声が一瞬にして遠ざかってしまった。恵一は急いで呼び止めたが、そのまま戻っては来なかった。
『ああ、行ってしまった。せっかく謎を解くいいチャンスだったのに・・・・・・』
 眠気でぼやけていた恵一の頭が徐々に回復して来た。
「おぉ、やっと目を覚ましたか。昨夜はあれだけよがっていたんだ、疲れが出ても無理はない・・・・ふふふっ」
 睡眠から覚め目を開いた恵一に、今は夫となった隆一郎がからかった。
「そ・・・そうだ、恵太郎が・・・・・・」
「・・・・・恵太郎? 恵太郎って誰の事だ」
 恵一が思わず呟いた『恵太郎』という名前に、隆一郎が敏感に反応した。
「い・・・いえ、なんでも・・・・・・・」
 恵一は、今の現象は隆一郎には話さない方がいいと判断した。
「・・・・・・? 何か・・・・変」
「どうした、めぐみ」
 意識がはっきりとして来た恵一は、自分のあの部分に何か違和感を感じ取った。
「こ・・・・これは?」
 違和感のある部分に指を触れ、その部分に何かが詰められているのを知り恵一は驚いた。
「ああ、それか。それはヴァギナストッパーだ」
「ヴァギ・・・・・・?」
「おまえには一刻も早く妊娠して貰わなくてはいけないからな。それで、おまえが意識を失っている間に装着したのがそのヴァギナストッパーだ。アナルストッパーと同じように膣口に栓をする事が出来る。禁欲生活まで送って多量に放出した私の精液が外に漏れ出したら勿体ないからな。ふふふっ」
「・・・・・・?」
 恵一は、目の前に隆一郎の目があるのも忘れ、自分に埋め込まれたヴァギナストッパーを手で引き抜こうとした。しかし、引き抜こうと引っ張るとそのまわりの組織に痛みが走り、それは無理な事だと察知した。
「抜き取ろうとしても無理だぞ。小陰唇に何ヶ所かピアスをして専用の器具がないと取れないようにしてあるからな。無理に引き抜こうとすれば、小陰唇が引きちぎられてしまう」

 隆一郎のその説明を聞き、恵一は愕然とした。妊娠から逃れる事はもはや無理としても、そのような悪夢は少しでも先に延ばしたい。そう思っていた恵一は、自分の部屋に戻った時点でその中に放出された隆一郎のおぞましい精液を洗い流してしまおうと思っていたからだ。

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10/05|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 第44話 初夜・・・・運命を変える挿入 

「めぐみ、本当の女の快感を知るのはこれからだぞ」
「も・・・・もう許して」
 シックスナインでの相互愛撫が終わり、隆一郎はすでに恵一の両脚を左右に広げ、その間に胡坐をかいていた。目の前には性転換手術でペニスを切り取られその代わりに作られた恵一の女の割れ目がパックリと開き、その間からは小陰唇までもが顔を出していた。
「もうあと僅かでおまえは完全に私のものになる・・・・私の精液を浴びた瞬間からな。その瞬間、おまえは『エストロモドキン依存症』となって私からはもう離れられなくなり、そして、私の子供をお腹に孕むのだ」
「あぁ、やめて! そんな・・・・そんな話、私に聞かせないで!!」
 隆一郎のペニスをこれから自分の身体の中に受け入れなければならないその直前にそう話され、恵一の気持ちは大きく動揺した。それは、恵一が意識的にその事実を忘れようとしていたからだ。
「いつまでもじらしていては可哀相だな。そろそろ夫婦の契りを結ばせてもらうぞ」
 そう冷たく告げると、隆一郎は恵一の身体に押し被さって行った。
「あぁ、嫌っ!」
 嫌な記憶を思い出させらてしまった恵一は強い拒否反応を示したが、上半身を後手に縛られた上、ここまでの隆一郎の愛撫で全身の性感が麻痺してしまっている恵一には、もはやその責めを防ぐ事は不可能だった。
「ううっ!」
 隆一郎の指が自分の敏感な場所をまさぐるのを恵一は感じた。そして、・・・・・・・
「あぁ、駄目よ、入れないで!」
 隆一郎のペニスの先端が触れたのを感じ取ったのだ。
「愛液で十分に濡れている。受け入れ態勢は万全なようだな」
 隆一郎が恵一の膣から抜き取った指先を見てそう呟いた。
『生・・・・生みたくない。私には子供なんて・・・・・・隆一郎の子供なんて』
 一方、恵一は隆一郎の子供を妊娠させられる恐怖と屈辱感でいっぱいだった。
「あっ・・・・あああぁぁぁぁ・・・・・・嫌ーーーーっ!」
 隆一郎の太く勃起したペニスが、恵一の膣口を押し広げて一気に挿入されたのだ。
「あっ、あっ、あっ・・・・・・・」
 隆一郎の下半身の前後運動が始まった。恵一が始めて経験する女としてのセックスだ。
「あっ・・・・あぁーーーん! あぁ・・・・・嫌ーーーーっ!」
 声など立てまえとしている恵一だったが、身体が反応し女らしい喘ぎ声を連発していた。
「愛してるぞ、めぐみ・・・・いや、恵一」
「私・・・・私は・・・・・あぁぁぁーーーー!」
「私も愛してますといいたいのだな? 分かっているから安心しろ」
「はぁはぁはぁ・・・・・・ぁぁぁぁ、も・・・・もう・・・・・・行っちゃう!!!」
 恵一は、自分でも思ってもいなかった声を張り上げていた。
「どうやら、オルガスムスに達したようだな。では、私も・・・・・・・」
 そう呟くと、隆一郎は一気にその動きを早め、恵一を追い上げに掛かった。
「あぁ・・・・駄目、駄目・・・・・・嫌よぅーーーーーー!!!」
「行くぞ、恵一。これで私とおまえは完全な夫婦だ」
「あああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!!!」

 薄れている意識の中で、恵一は隆一郎のペニスから多量の精液が自分の膣内に送り込まれているのを感じていた。

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10/04|人工美女の館 (第二部)コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
 第43話 葉子の結婚相手 

 これまでは恵一との約束もあって比較的優しく扱われていた恵一の元恋人・葉子だったが、恵一が隆一郎の妻になった事でその状況が一変した。なんと、隆造が葉子に結婚話を持ち出して来たのだ。しかも、その相手は間もなく葉子の前に現われるという。いったい、隆造を始めとする大神一族は何を企んでいるのだろうか。

「トントン! 親父、連れて来たぞ」
「おお・・・・隆司か、入りなさい」
「ギギギーーーッ」
 ドアの開く音と共に隆司が部屋の中に入って来た。その手には細い鎖が握られている。
「よし、連れて来たか。こっちへ入れろ」
 やや長めの細い鎖に引かれ、葉子の結婚相手だという男が葉子の目の前に姿を現した。
「あぁぁ、嫌っ!」
 瞬間的に葉子が強い拒絶反応を示した。なんとその男が身に付けていたのは、股間部が大きく膨らんだ白いブリーフ一枚だけだったからだ。しかも、首から上には目だけ開いている肌色の仮面を被らされていて、その顔は確認する事すら出来ないのだ。そう・・・・葉子の結婚相手とは、あの小便小僧だったのだ。
「葉子くん、これから結婚しようとしている相手をそう邪険にするな」
 隆造がそう言葉を発した瞬間だった。葉子という名前に反応したらしく、それまで力なく俯いていた小便小僧がまるで驚いたように顔を上げたのだ。そして何を思ったのか、慌てて両手を交差させ自分の胸を隠す仕草をしたのだ。
『こ・・・・この男が、この男が私の結婚相手? 嫌よ、そんなの・・・・・』
 その異様で不気味な姿に、葉子は身震いした。
 一方、その小便小僧はというと、両手で胸を覆いながら首を横に振り、しきりに何か呻き声のような声を発している。仮面をしているので分からなかったが、どうやら口枷を嵌められている様だ。
「双方とも何か言いたげな様子だが、それに耳を貸すつもりはない。おまえ達二人が夫婦になる事はすでに決定事項だからな」
「そ・・・・そんな勝手な!」
 そう言いながら、葉子は目の前に不気味に佇む小便小僧を上目遣いに見た。すると、小便小僧は二人の視線が合った瞬間、慌ててその視線を逸らしたのだ。
『やっぱり嫌よ、こんな不気味な男と結婚するなんて・・・・恵一さん、助けて!』
 葉子は心の中で恵一に助けを求めた。
「さてと、いつまでもこのようなやり取りをしていても始まらん。第一、葉子くんの花婿になる人間がそんな仮面を被っていたのでは、花嫁に嫌われても当然だ。隆司、その仮面を取ってやりなさい」
「ああ・・・・分かったよ、親父」
 隆造に指示された隆司は、場違いな感じで部屋の中に立ち尽くす小便小僧の仮面に手を掛けた。
「うっ・・・ぅぅぅ」
 小便小僧が呻き声を上げながら、仮面に掛かっていた隆司の手を振り解いた。どうやら、仮面を取られるのを嫌がっているようだ。
「生意気な・・・・俺に逆らうつもりか!」
 恥をかかされた隆司は、今度は小便小僧を押さえ込むようにして仮面を取りに出た。
「ほら、葉子にイケメンの顔を見せてやるんだ」
 そう言って、隆司は一気に小便小僧の仮面を剥いだ。
「ああっ・・・・・あなたは!!」

 その瞬間、それまで不可解な顔をしていた葉子が驚きの声を上げた。

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 第42話 葉子に迫る魔の手 

 隆一郎と恵一の挙式に強制的に参列させられていた恵一の元恋人・葉子。挙式が済んだ後も手錠を掛けられたまま大神邸内に一人残され、大神隆造から意地の悪い言葉を次々と浴びせられていた。

「今頃、めぐみくんは息子の隆一郎と新婚初夜の真っ最中・・・・新妻となった喜びを噛み締めているのだろうな」
「知・・・・知りません、そんな事・・・・・・」
「うふふ、そうか・・・・・やっぱり妬けるか? しかし、それも無理はないだろう。おまえとめぐみくんは、元・恋人同士の間柄なのだからな」
「元・・・・なんかではないわ、誰も別れたつもりなんかない。そのように仕組んだのはあなた達じゃないの!」
 そう言って、葉子は果敢に隆造に詰め寄った。
「いつか必ず恵一さんはわたしのところへ戻って来てくれる。きっといつか、二人は一緒になるわ!」
「はははっ、これは大笑いだ。おまえとめぐみくんが一緒になるだと? どうやってなるというのだ、どうやったら一つになれるというのだ」
「一つ・・・・に?」
「まぁ、そのような事を今さら言っても始まらん。それよりも、今ここにおまえを連れて来たのは、おなまえにいい話を持って来てやったからだ」
「・・・・・・?」
「めぐみくんも隆一郎の嫁になった事だし、おまえもいつまでもただ遊ばせておく訳にもいかん・・・・何かの役に立って貰わなくてはな」
「役に・・・・って、いったいわたしに何をさせようというの?」
「まぁ、雑用係のようなものだが・・・・それはひとまず置いておいて、まずはおまえの結婚話だ」
「えっ、結・・・・結婚?」
 このような状況で結婚? 隆造はいったい何を言っているの・・・・と、また何かよからぬ事を企んでいるのだろうと葉子は思った。
「めぐみくんも息子の元に嫁いでしまい、おまえも一人ぼっちでは寂しいだろう。そう思って結婚相手を探してやったのだ」
「そ・・・・そんな勝手な! わたしは嫌です」
「まぁ、そう言うな。おまえが拒否すると、その結婚相手が迷惑するぞ」
「迷惑?」
「・・・・・そうだ。そやつもここでは役立たずでな。おまえと結婚させ、夫婦で家政婦的な仕事をやらせようと思っているのだ。しかし、おまえが断るとなると、もはやそやつは単なる厄介者。薬でも注射して、あの世へ旅立って貰うしかなくなってしまう」
「そんな・・・・そんな酷い!」
「酷いも何も、それはおまえが断ると言い出したからだ。おまえさえ快く引き受けてくれれば、すべては丸く治まる」
「・・・・・・・」
 葉子は何と返答したらいいか分からなかった。
「いずれにしても、間もなくその相手がここに来る」
「えっ、ここに!」
「最終的な返事はその見合いが終わってからでも構わんぞ」
「・・・・・・・・・」

 恵一の新婚初夜の最中に突然湧き出した葉子の結婚話。隆造はいったい葉子を誰と結婚させようというのだろうか。

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10/02|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 第41話 緊縛された身体で相互愛撫 

 隆一郎と恵一の夫婦の契り・・・・その前戯として行われている夫婦間の愛撫。しかし、ここまでは隆一郎だけの一方的な愛撫だけが進んでいた。しかし、恵一に対する愛撫だけですでに真っ赤に勃起している隆一郎のペニスは、恵一からの愛撫を要求し始めていた。両手の使えない恵一・・・・その恵一に隆一郎が求めたのは口唇による相互愛撫。そう・・・・・シックスナインだ。

「うぅぅ・・・うぅぅぅぅ・・・・っ!」
 両手を背中で縛られ拘束されている恵一の顔の前に、隆一郎の大きく膨張したペニスが誇示された。いや、それだけではない。目の前には皺だらけの陰嚢、そして、その少し上には肛門までもが見える。
「嫌っ、も・・・・もうこれ以上は許して!」
 ここまでの隆一郎の激しい責めで全身の性感が過敏になってしまっている恵一は、もうこれ以上の行為続行は無理と隆一郎に許しを願った。
「何を寝ぼけた事を言っている、本当の快楽を得るのはこれからではないか」
「で・・・でも、もう気が狂いそうなの・・・・・」
 射精という現象のある男と違って際限のない女の性感。極度に過敏になっている今の恵一にとって、それは初めて経験する想像を絶する絶頂感だ。
「狂いたければ勝手に狂え。さぁ、まずは肛門を舐めろ、私が毎日糞を出す肛門のまわりをな・・・・・」
 そう吐き捨てるように言うと、隆一郎は自分の肛門を恵一の唇に無造作に押し当てた。
「あぐ・・・あぐぁ・・・・・・」
「愚図愚図していないでさっさと舐めろ! ほら、早くしろ」
 興奮しているからだろう・・・・隆一郎がいつものクールな隆一郎ではなくなっている。
「よし、今度はこれだ」
 そう言って、今度は太くいきり立ったペニスの先端を恵一の口に押し付けて来た。そして、恵一が閉じていた唇を軽く開くと、そのペニスを強引に口の奥へ・・・・・・。
「唇を強く締め、顔を前後に動かて愛撫するんだ。おまえだってそのくらいの事をしてもおかしくはないだろう。その代わり、私もそれ以上の愛撫をしてやる」
 そう言ったかと思うと、次の瞬間、恵一は股間の割れ目が指で左右に押し広げられるのを感じた・・・・・そして。
「ううぅ! うぅぅぅぅー!」
 突然、言葉にならない呻き声を恵一が発した。口をペニスで塞がれているからだ。
『嫌、嫌、嫌よ! そ・・・そんなところ・・・・・そんなところ駄目っ!!』
 隆一郎の唇が、指で開かれ剥き出しとなった恵一の女の部分に強く押し当てられたのだ。
「口の動きを止めるんじゃない!」
 驚きのあまり口の前後運動を止めた恵一に、隆一郎の叱咤が飛んだ。
「むぐぁぁ・・・むぐぁぁぁ・・・むぐぁぁぁぁ・・・・・・」

 口に押し込まれたペニスを愛撫する唾液の音と、隆一郎の舌で局部を舐めまわされて漏れる恵一の喘ぎ声。すでに正常な意識が薄れかかっている恵一だが、もうあと僅か先に隆一郎との夫婦の契り・・・・初夜の儀式が待っている。
 
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割れ目を這う舌
恵一は自分の身体を守るため本能的に緊縛された身体をくの字に折り曲げた

 第40話 割れ目を這う舌 

「あっ・・・・嫌っ!」
 抱きかかえられていた身体をベッドに投げ出されると、恵一は一瞬驚きの声を上げたが、すぐに緊縛された身体をくの字に折り曲げ小さく縮こまった。自分の身体を守ろうとする人間の本能だ。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・・」
「どうした、もう暴れないのか? 抵抗はこれで終わりか」
 激しい息遣いだけで身動きのない恵一に向かって隆一郎が問い掛けた。
「そうか、もはやこの運命を受け止めるしかないと観念したようだな。まぁ、人間諦めが肝心だ。あとは私にすべてを委ねる事だ」
 そう一人呟くと、上半身を縛られ身動きの取れない恵一の身体に両手を掛け、横向きの身体を上方へと向けた。そして、・・・・・・・・
「うぅぅぅ・・・・・・」
 両手で恵一の顔を固定すると、強引にその唇を奪った。上半身の自由を奪われている恵一には、もはやそれをかわす術はない。
「ペチャ・・・ピチャ・・ピチャ・・・・・・・」
 恵一の閉じている唇に隆一郎の舌が強引に割り込み、そして、その右手は恵一の乳房を揉み上げている。もはや、すべては隆一郎の成すがままだ。
「縄で絞られいい膨らみ具合をしている」
 そう言いながらゆっくりと重ねていた唇を離すと、今度はその唇を縄で上下を絞られた乳房へと移し、すでに鋭く起立している乳首を口に含んだ。
「あっ! あぁぁぁーん」
『駄目、もうこれ以上は・・・・・。でも・・・でもなんでこんなにも感じてしまうの? わたしは心の中でこんなに拒否しているのに・・・・・・』
 やはり隆一郎が推理していたように、移植した人工子宮の細胞内に含まれる成分『エストロモドキン』の作用なのか、今までに感じた事のないエクスタシーを恵一は感じていた。
「では、そろそろ一番楽しみにしている場所へ移るとするか・・・・・・」
 そう嫌らしく言うと、乳首を吸っていた唇を更に下方に這わせ、以前の恵一には存在しなかった身体の部分まで移動した。
「この時の感激をより大きくするため、私はこの初夜までじっと我慢して来たのだ。今日は存分に楽しませて貰うぞ」
 隆一郎はそっとその部分・・・・恵一の下腹部に視線を落とした。
「こ・・・・これだ、これだ、私が求めていたのはこの割れ目だ。あの小生意気な恵一がペニスを切り取られ、女の割れ目を持った姿に変えられた屈辱的な姿。私がずっとこの目で見たかったのは、このおまえの姿なのだ」
 恵一の入院中には何度か目にしていたはずだが、隆一郎はあえて正視はしていなかった。それは、その楽しみをこの日に取って置くためだった。
「どうだ、こうして後手に縛られていては恥ずかしくても隠せまい・・・・ふふっ」
「あぁ、嫌ーーっ!」
 突然、恵一が大きな声で叫んだ。隆一郎が恵一の下腹部・・・・・女の象徴とも言える割れ目に舌を這わせたのだ。
「駄・・・・駄目、そこはやめて!」
 隆一郎の両手がその割れ目を押し広げ、その中に隠れている陰核・・・・クリトリスを口先に含んだのだ。
「あぁ・・・あぁ・・・あぁぁぁぁーーーーーーーっ!」

 唇で吸われ舌先でその部分をなぞられる初めての感触・・・・恵一は絶えるに絶えられず思わず絶叫した。

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10/01|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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