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--- 新しい仕事 ---

里美さんの世間体も考え、男としての仕事を必死になって探していた春香さんでしたが、その長く伸びた髪や『十二院房』での調教で植え付けられてしまった一種異様な雰囲気が災いして、なかなか仕事を見つける事が出来ませんでした。苦慮した春香さんはある決断をし、そして、やっとの事である仕事を見つけました。

『やっと仕事を見つける事が出来た・・・・・。里美の為にも何としても男としての仕事を見つけたかったけれど、この状況ではこの選択もやむを得ない・・・・・』
春香さんは、たった今ある接客業のお店の面接を終え、自宅マンションの前まで戻って来たところでした。
しかし、仕事が見つかったとはいっても、そこには、春香さんのある大きな決断がありました。
『それにしても、まさか僕がニューハーフとして働く事になるなんて・・・・・』
春香さんは、以前からニューハーフという存在には否定的な考えを持っていました。
なぜ持って生まれた『性』を大切にしないのか。
何で男なのにあのようになよなよとした態度を取るのか・・・・・と。
そんな春香さんですから、いったい誰がニューハーフとして働く事になると予想出来たでしょう。
しかも、たとえ身体が女のそれに変わってしまったとはいえ、春香さん自身はこれからも一生男として生き続ける決心をしていたのですから・・・・。
『とにかく、家の家計が軌道に乗るまではこの仕事で頑張るしかない。だけど、この事は里美には秘密にしておかないと・・・・・』
春香さんがこのような決断をした背景には、『十二院房』に収監されている間に溜まってしまった多額の借金の存在がありました。
もう、これ以上奥様に苦労はかけられないと思ったのです。
『やっと頭に染み付いてしまっていた「女言葉」も出なくなって来たというのに・・・・・・』
刑に服している間ずっと『女言葉』を強要されていた為、出所してからもつい言葉の端々にその言葉遣いが出掛かってしまいがちでしたが、やっとそれもなくなって来ていた春香さんだったのです。

「おかえりなさい」
玄関を入ると、いつものように奥様が優しくお出迎えしてくれました。
「里美、やっと仕事が見つかったよ。これで、もうおまえ一人だけに苦労をかけずに済む」
「本当? よかったわ。それで、どんなお仕事なんですか?」
「うーん、一応サービス業・・・・というか、接客業なんだけど」
「あなたに接客業なんて出来るの? そんな経験ないでしょう」
「うん、まあね。でも、今はやるしかないよ。いずれ、別の仕事に変わるにしても・・・・」
「それで、新しいお仕事にはいつから?」
「早速明日からだ。といっても、夜勤だから出勤するのは午後になってからだけどね」
「そう、それだとゆっくり出来るのは今日までね」
「あぁ、明日からは慣れない仕事だから大変だ。今のうちに身体を休めておかないと・・・・・」

たとえ仕事とはいえ、再び『女』としての生活を迎えようとしている春香さん。
その気持ちは複雑なものでした。

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09/02|女装子十二陰棒コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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