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--- 本妻 VS 愛人 ---

二人の会話から僅か1時間後、水色のネグリジェ姿に変身した春香さん・・・・そして、その春香さんに伴う隆造の姿が寝室として用意された特別室の前にありました。

「俊恵には、わしの『愛人』のレズ相手をするよう言い渡してある」
「いいのですか、奥様に『愛人』だなんておっしゃって? それに、わたしの申し出を受けて頂けたのは嬉しいのですが、まさかこんなに急だとは・・・・・。しかし、よく奥様がご了承されましたね?」
「最近のあいつは、おねだりしたい事があるものだからわしの言う事なら何でも聞くのだ。わしは用事があるからこれで書斎に戻るが、時間はたっぷりあるから俊恵を存分に可愛がってやってくれ。おまえのような可愛い『女』が相手だったら、俊恵もきっと満足するに違いない」
そう言い終えると、隆造は寝室のドアに近づき、手にした鍵でドアを開けました。
「鍵は外から閉めて行くからな。終わったらインターホンで連絡してくれ」
「・・・・・はい」
春香さんが一人寝室の中へ入ると、隆造はドアを閉め鍵を掛けて去って行きました。
部屋の中へ入るとそこは仄かな紫色の照明で照らされた薄暗い空間で、春香さんがその薄明かりに目が慣れるまで暫く時間が掛かりました。
『わたしは今、杉浦さんと同じ空間にいるのだわ。でも、「女」の身体に変えられてしまった杉浦さんの姿は見たくない。杉浦さんだってわたしに自分の変わり果てた姿は見られたくないはずよ。で・・・でも、どうしても逢わなければ・・・・。冷静に・・・・・冷静になるのよ』
春香さんは必死に自分に言い聞かせました。
目が次第に慣れ中の様子がはっきり見え出すと、前方にベッドの一部が確認出来ました。
『あっ・・・あのベッドに杉浦さんが・・・・・・・』
胸が高鳴る春香さんでしたが、まずはベッドにゆっくりと近付きながら、冷静に隆造の言っていたビデオカメラの位置を確認しました。
『どうやら、カメラは天井の隅4箇所とベッドの上の1ヶ所だけのようね・・・・・』
カメラ位置を確認し終えると、視線をベッドに向けました。
そこには大きな枕が二つ並べられ、その一方に黄色いベビードール姿の女性がこちらに背を向け横たわっていました。
『まさか、こ・・・このベビードール姿の女性が杉・・・・杉浦さんなの?』
当然、頭の中では分かっていた事でした。
しかし、現実にその女装姿を目にした途端、春香さんの心は冷静さを失い掛けました。
『あぁ、なんていう事なの。杉浦さんがこんな姿にされているなんて。い・・・・いけないわ、こんな事では。もっと強くならないと』
再び自分にそう言い聞かせると、春香さんは必死に動揺する気持ちを押さえベッド上の女性に声を掛けました。
「隆造様の奥様・・・・ですね?」
すると、それまではまるで寝むっているかのようだったその女性が、上半身をゆっくりと立て春香さんに向かって顔を上げたのです。
『あぁ、違っていて欲しかった。で・・・でも、この顔は・・・・この声は・・・・・間違いなく杉浦さん』
再会出来た喜び・・・・そして、深い哀しみ。
この時の春香さんはどれだけ辛かった事でしょうか。
「お話は主人から聞いております」
顔を上げたといっても、視線は春香さんの顔にはありませんでした。
もうすべてが諦めの境地・・・・・ただ時の流れに身を任せているといった感じです。
『どの様に変えられてしまったのかと思っていけれど、顔はほぼ以前のままだわ。無理して裏声で女らしい声を出そうとしているけれど、声も以前のまま。で・・・・でも、この真っ赤な口紅といい派手なアイシャドーといい、誰に指導されているのか分からないけれどいったい何ていう酷いお化粧なの? これでは誰が見たって女性ではなく「オカマ」にしか見えない・・・酷すぎるわ』
杉浦さんに対する仕打ちのあまりの酷さに、春香さんは涙ぐんで来ました。
『泣いてはいけない・・・・冷静にならなければ。わたしが変に取り乱したり同情の気持ちを見せたら、それこそ、杉浦さんに恥ずかしい思いをさせてしまうだけだわ』
「では奥様、わたしもベッドご一緒させて頂きますね」
そう言って、春香さんは杉浦さんの右横に横たわりました。
「奥様は、ご主人様からわたしの事はどの様に聞いていらっしゃるのですか? わたしの名前とかは・・・・・」
「はい、主・・・・主人の新しい秘書の女性がレ・・・レズ、あっ・・・・ごめんなさい失礼な言い方をしてしまって」
「いいえ、構いませんよ・・・奥様」
「レズに興味があるので、わたしにそのお相手をするようにとだけ・・・・・」
「・・・・そうでしたか」
『やはり、わたしの名前は聞いてなかったのね。わたしの顔は整形で以前とは随分変ってしまったし、顔を見ただけではわたしの事に気が付かなくて当然だわ。でも、わたしもこんな女顔になってしまっていると、別の意味で自分の正体を明かすのが恥ずかしいわ。でも、そうはいかないのよね』
「奥様、わたしがあなたのそのレズの相手です・・・・・よろしくしくね」
そう言ったかと思うと、春香さんはいきなり杉浦さんに抱きつき、そして、自分の唇を杉浦さんの唇に重ねて行きました。杉浦さんは軽く目を閉じ、全てを観念し受け入れる覚悟の様相です。春香さんはその顔を見つめながら静かに唇を離すと・・・・・
「わたしです・・・・・杉浦さん」
春香さんは、あえて『十二院房』にいた頃の声に戻して小さく囁きました。
「・・・・・・・? そ・・・その声は、まさか・・・・・春香さん?」

杉浦さんが、目の前にいるが春香さんだと気付きました。

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08/21|女装子十二陰棒コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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