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 第11話 ゼリーの秘密 

「洋祐、どうした? そんなに険しい顔をして・・・・・」
「隆一郎さん、何で隆司君をめぐみさんの病室によこしたんですか? その事でとんでもない状況になってしまったんですから」
「隆司が病室へ行ったのは私は知らないが、いったい何が起こったというんだ」
「いきなり隆二君が病室へ入って来てめぐみさんをからかうものだから、めぐみさんがすっかり心を閉ざしてしまったんです。もう人前ではダイレーションはしない・・・・一人でやるからと言って。口も殆んど閉ざしたままになってしまいました」
「何だって・・・・・。一人でやらせるのはまずいだろ?」
「いえ、事前の洗浄とかを済ませてしまえば、後は一人でやってもそれ程問題はありません。きちんとやり方は説明しておきましたから・・・・・」
「では、あのゼリーの事も?」
「はい、絶対に塗り忘れないようには言ってあります。しかし、なぜあのゼリーでないといけないのですか? 僕にもよく意味が分からないのですが」
「めぐみに移植された人工子宮・・・・それについてはおまえも知っているな?」
「は・・・・はい、父さんから聞いています」
 洋祐の顔がにわかに曇った。
「しかし、事前に知っていたらあのような恐ろしい物は絶対に移植はしなかった・・・・絶対に」
「まぁ、そう言うな。あの人工子宮のお陰で、恵一は女性ホルモンについては何の心配もしなくても済むのだ。普通ならば、何らかの形で定期的に女性ホルモンを体内に取り込まなくてはいけないところをだ」
「だからといって、それと引き換えにあのような恐ろしい副作用を伴っているのでは、めぐみさんがあまりにも可哀相です」
「別にそのような事はないだろう。結婚したら私の愛情を毎日のように受け入れてさえいれば済む事だからな」
「男なしでは生きられない身体・・・・という事ですね」
「悪く勘繰っていたら限がないぞ、洋祐」
「男の精液の中に含まれる成分を定期的に吸収しないと禁断症状を起こす。しかも、そのままにしておけばやがては発狂して廃人同様になってしまう。そんな悪魔のような人工子宮を作り出すなんて、僕には狂っているとしか思えない」
「まぁ、好きなように言えばいいさ。だが、もうすでにその『悪魔』は移植されてしまったのだ。こうなったらもう後は、そうならないようにするしかないだろう。今も言ったように、私との結婚後については『禁断症状』の心配はまず必要ない。問題なのは結婚するまでのその間だ」
「その通りです。いったいどう対処するおつもりですか?」
「そこでだ・・・・そこで用意したのがあの特製のゼリーだ。当然、ダイレーションの時にはゼリーを使うが、あのゼリーはそのゼリーとはいささか成分が違う。なぜなら、あのゼリーには私の精液をたっぷり含ませてあるからだ」
「えっ、兄さんの!」
「ダイレーションは毎日、そして一日に数回行う。その時に使用するダイレーターに塗り込んでおけば、『禁断症状』など全く問題ではなくなるという事だ」
「めぐみさんは・・・・・そんなものを」

 塗りこんで使用していたのかと、洋祐は恵一が憐れでならなかった。

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09/05|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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