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 第14話 隆一郎への反乱 

 洋祐が外国へ発ってしまってからというもの、恵一の様子が大きく変化した。一旦は和らいで来ていた恵一の気持ちが、また再び硬化し始めたのだ。

「どうしたんだ、まだセーラー服にも着替えてないじゃないか。今日から学校だと言っておいただろう」
「僕・・・・僕はもう・・・・・学校へは行きません」
「僕・・・・だと? もう学校へは行かないだと!?」
「はい、もうセーラー服も着る気はないし女言葉も使いません」
 その言葉通り、喋る口調もほぼ男に戻っていた。
「これは何とも妙な光景だ。ピンクのネグリジェを着てその髪型その容姿、それでいてそのような男の口調。見ていて逆に気持ちが悪いぞ」
「もう、こんな服も着るつもりはありません」
 と言って、恵一は着ているネグリジェを脱いで床に投げ捨ててしまった。
「まるで竹の子だな。で・・・・ネグリジェを脱いでどうなった? またその下にブラジャーとパンティーを身に着けた女の姿があるだけじゃないか。更に何か? その下着も脱ぐというんじゃないだろうな。だが、脱いだとしてもその下にあるのはまた女の姿だ。胸が膨らみ股間に割れ目を持った女の身体だ。しかも、もうそれ以上は脱ぎ捨てられん」
「くぅ・・・・・・・」
 恵一が唇を噛み締めた。
「よし、いいだろう。おまえがそこまで自分が男だと言い張るならそれもいい。ならば、私がおまえに女を与えてやろう」
「・・・・・与える?」
 意気込んでいた恵一だったが、隆一郎の思いもかけない逆襲に今度は逆に戸惑っていた。
「準備する時間も必要だから夜まで待っていろ。夜になったら女を連れて来てやるから、その女を可愛がって満足させてやれ。それが出来たら私もおまえを男だと認めてやろう」
「・・・・・・・・」
「どうした、嫌か? それとも女を満足させる自信がないのか? 別に遠慮する必要はないぞ、婚約者である私が公認する浮気だからな・・・・・はははっ」
「そ・・・・それは」
 当初は威勢の良かった恵一だが、隆一郎の応戦でその勢いは次第に失われていった。
「返事がないという事はその話を受けるという事だと解釈したが・・・・・それで構わんな?」
「・・・・・・・・」
 恵一には隆一郎の提案にどう対処したらいいのか分からなくなっていた。
「そうとなれば、今日は学校へなど行かなくてもいい。このままこの部屋留まってじっとしていろ・・・・いいな」
 一方的にそこまで言うと、隆一郎は素早く部屋から出て行ってしまった。

 そしてその夜、恵一は男として望むには似つかわしくない赤いレースのネグリジェを着せられ、薄暗い特別室のベッドで隆一郎が現れるのを待たされていた。
「ガチャ、ガチャ・・・・・ガガーーーッ!」
 静かな部屋の中をドアの鍵を開ける音が響き、開いたドアからもう一人誰かを伴って隆一郎が姿を現した。
「ほら、約束通り女を連れて来てやったぞ。おまえが男だと言い張るのなら、この女を可愛がって満足させてみろ」
 そう言って、隆一郎が腰に手を翳していたその人物を前に押し出した。
『・・・・・・?』
 暗い場所からやや明るい場所へ移動したその人物は、パンティーだけの姿に黄色いスケスケのベビードールを纏っただけの小柄な少女だった。ただ、なぜかその口には大きなマスクをしており、恥ずかしいのかずっと俯いていた。
「今日はこれから半日、この女をおまえに預ける。好きなように料理するがいい・・・ふふふっ」
 そう言って、隆一郎はその少女を更に前へ押し出した。その瞬間、少女は一瞬その顔を上げ恵一と視線を合わせた。
「そ・・・その目は!? 梨・・・・梨花さん?」
「恵・・・・・恵一さん!?」

 隆一郎から恵一に与えられた女は、外国へ女奴隷として売られて行ったあの北村梨花だった。

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09/07|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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