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 第21話 身体検査 

 大神学園は元々女子校だった事もあって、男子学生の数は生徒全体の五分の一程度にしか過ぎない。だからといって男子生徒が小さくなっている訳でもなく、ワルもいれば優秀な男子生徒もいる。しかし、その数から言って、外部者から見るとその雰囲気は女子校としか思えないのではないだろうか。そんな環境の中で、恵一は女子生徒として在籍させられている。

「めぐみさん、おはよう!」
 教室へ向かって廊下を歩いている恵一に後から声が掛かった。振り向くと、それはクラスメイトの真理子だった。
「お・・・・おはょぅ」
 真理子の挨拶に、恵一はやや高めの男とも女ともとれるような声で応えた。まだ、『女言葉』を話す事に抵抗を感じているのだ。
「どうしたの、ずっと具合が悪かったんだって?」
「う・・・・うん」
「久しぶりに会ったけど何か声が変よ? 後ろから見ていたら歩き方もおかしかったし・・・・・」
「えっ、そう? 体力が落ちちゃったからかな?」
「そうなの? それならいいんだけど・・・・・」
 真理子の問い掛けに対して、恵一はやはり『女言葉』で答えるしかなかった。
『やはり女子生徒として在籍している学校で「男言葉」を使うなんて無理だわ。かといって、黙っている訳にも行かないし・・・・・』
 ずっと言葉使いに迷っていた恵一だったが、やはり学校では恥ずかしくても『女言葉』を使うしかないと、この瞬間観念していた。
『それに、真理子さんにも指摘されてしまったけれど、どうも脚の付け根あたりに違和感があって、歩く時のバランスが上手く取れないわ。昨日まではほとんど自分の部屋の中に閉じこもりっ放しだったから気がつかなかったけれど・・・・・』
 ペニスを失った事による下腹部の違和感・・・・それが下半身のバランスにまで影響していたのだ。
「だけど、何だか顔も赤いわよ?」
 真理子が更に追い討ちを掛けて来た。
「まだ、ちょっと熱があるから・・・・・」
 自分の顔が赤くなっている事には、恵一自身も気づいていた。それは、真理子に対して『女言葉』を使った事も追加要因の一つではあったが、それ以前にセーラー服を身に纏った時から、恵一は自身の顔の火照りを感じていた。
「そんな身体で大丈夫? 今日は身体検査があるのよ」
「えっ、身体検査?」
「身長とか体重、それに、胸囲とかあと聴診器での診察くらいかな。でも、今日はどうなのかな?」
「どうかな・・・・って?」
「診察するのが男の先生でさ、いつも裸になった女子の姿をじろじろ見てとっても嫌らしいの」
「裸って・・・・裸になるの?」
「何言っているのよ、身体検査だものパンティー一枚になるに決まっているじゃない」
「そ・・・・そんなぁ」
「大丈夫、そのスケベ医者の目だけ気をつけていれば、あとは女子だけだから・・・・・」

 すでに女の身体に変えられている恵一だが、やはり女子生徒を同性としてはとても見られない・・・・それは、当然の事だ。また、たとえそう見られたとしても、自分の意思とは関係なく変えられてしまったその身体を見られる事は、やはり精神的にかなり辛いに違いない。

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09/11|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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