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 第25話 挙式一ヶ月前 

 小村井医師から恵一に移植された人工子宮のデータを確認した大神隆一郎は、その後、とある場所に立ち寄っていた。

「どうですか、体調の方は?」
「あなた方は、いったいいつまでわたしをこんな場所に監禁しておくつもりなのですか? もう、いい加減にこんな檻の中から出してください!」
「監禁とは聞き捨てならないですね・・・・お母さん。私達は、貴女が子宮癌に侵されているのを助けてあげたのですよ。感謝して頂かないと・・・・・」
「癌なんて嘘です。それは、あなた方が勝手に付けた理由に過ぎません。いったい、わたしの身体をいじくってどうしようとしているのですか?」
「嘘ではありませんよ。子宮の組織の一部が癌性化していたので、その組織を取り除いてあげたのです。まだ症状が出る程進行していませんでしたから、信用出来なくても無理はありませんが・・・・・・」
「それより、わたしの息子は・・・・息子はどうしているんですか?」
「息子さんの事なら何もご心配いりませんよ。今では、可愛らしい『女性』に変身して元気にしていますから・・・・・」
「可愛らしい・・・・女性? 恵一は・・・男ですよ」
「確かに・・・・・少し前まではね。しかし、今では性転換手術が無事終了し、心の女性化もかなり進んだ立派な『女性』ですよ」
「そ・・・そんな、性転換手術だだなんた! いったい誰の了解を得てわたしの息子にそのような事を!?」
「誰の・・・・と仰られても、ご本人の希望なのですから仕方ありません。お母さんは気がつかれていなかったのですか? どう診ても、恵一くんは性同一性障害ですよ!」
「そ・・・・そんな馬鹿な事!」
「そう仰られてもね。とにかく、毎日スカートを穿きたがって困りましたよ・・・・恵一くんには。仕方なく、スカートをたくさん買い与えてやりましたがね。しかし、それでも満足出来ずもっと女らしく扱われたいと言うものですから、親父に頼んで大神学園に転入させてやりました。セーラー服を着せて女子学生としてね」
「恵一がセーラー服を・・・・・・」
「ついでに、もう一つお伝えしておきましょうか」
「・・・・・・・?」
「あと一ヵ月後に、恵一くんは結婚します」
「結婚・・・・って、いったい誰と?」
「この・・・・・・私です」
「あ・・・あなたって、あなたは男ではないですか?」
「そうです、私は男です。いや、私が男でなかったらおかしい。恵一くんはもう『女』なのですから・・・・・」
「あなたは、男の恵一を女として扱うつもりなのですか? そんな、酷い!」
「先程もお母さん・・・・あなたに話しましたが、『女』になりたいというのはあくまでも本人の希望です。もちろん、お母さんにご報告しなかったのは申し訳なく思いますが、すでに二人は婚約も済ませてあります。婚約指輪も恵一くんの一番大切な『指』に嵌めてあげましたしね・・・・ふふっ」
「そ、そんなやり方って・・・・・・」
「一ヵ月後に行われる式には、当然、お母さんにもご出席して頂きますよ。きっと、恵一くんが一番そのウエディングドレス姿を見て欲しいと思っているのはお母さんのはずですからね」
「嫌よ! 誰が出るものですか。息子が女として結婚させられる式なんかに・・・・・・」
「まぁ、ご出席されるされないはお母さんのご自由ですが、お母さんがどのような行動を取ろうと、恵一くんが『女』として私と結婚し、そして、私の妻となる事はもう決まっている事ですから・・・・・・」
「駄・・・駄目よ、そんな結婚! あなた方は気が狂っているわ・・・・そんな無法な事が許されると思っているの!?」
「この空間では、どんな叫び声も外の世界には届きませんから・・・・・」
『わ・・・わたしは、いったいどうすればいいの? 恵一、何もしてやれない私を許して!』

 隆一郎が訪れたのは、ずっと消息不明にだった恵一の母親のところだった。自分の一人息子が『女』に変えられてしまった事実を知り、母は深い悲しみに暮れる。

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09/16|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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