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 第26話 『女』は尿意を我慢出来ない 

 学校への術後初登校を何とか終えた恵一は、帰宅のために待機している車へ向かう途中でトイレに入ろうとした。もちろん、女子トイレだ。

「赤月さん、おトイレかい?」
 恵一がトイレに入ろうとすると、横から声が掛かった。見ると、すぐ横に午前中の健康診断でニセ医者として診察を行っていた隆司が立っていた。
「隆司・・・・さん、いったい何でこんな所に?」
「車でおまえを待っているのも退屈なので、ちょっと校舎の中を覗いてみたらおまえがうろうろしているのが見えたんでな・・・・。それにしても、今日はいい目の保養をさせて貰ったぜ。あんな明るい所でおまえの身体を見せて貰えたんだからな、ふふふ」
「いったい、あれは何の真似ですか?」
「あれか? あれはな、ちょっと親父に頼んでアルバイトさせて貰っているんだ。俺は老け顔だから違和感はないと思ってな」
「でも、隆二さんはまだ大学生じゃないですか。しかも、医師の免許も何も持ってないのよ」
「のよ・・・・と来たか。また以前の女らしさが戻って来たじゃないの」
 隆司にそう言われて、恵一は顔を赤らめた。
「それより、トイレに入るんじゃなかったの? どうせこれから送って行くんだ。ここで待っていてやるから、早く入ってしまえよ。女の尿道は短いんだ、我慢していると漏れてしまうぞ・・・ふふふっ」
『・・・・・うぅ・・・ぅぅぅ』
 一番屈辱感を感じるであろう言葉で、隆司は恵一をからかうのだった。
「何だ、入りたくないのか? それなら車へ行こうか」
 じっと黙って立ったままでいる恵一を見て、隆司が痺れを切らした。
「い・・・いえ、入り・・・・・・・」
「何だ、やっぱり入りたいのか。よし、素直に入らなかった罰だ。入りたいのなら『お願いします、女子トイレに入らせてください』・・・・とか言ってから入るんだな。そうでなかったら入る事は許さないからな」
 隆司の恵一に対する執拗な言葉責め。しかし、女の身体に変えられてしまったためなのだろうか、恵一の尿意は今までに感じた事のない程の限界に達していた。
「お・・・お願いです。おトイレに入らせてください」
「おトイレだと・・・・・? 何で『女子トイレ』と言わないんだ!」
「・・・・・・・・」
「何で黙っている? 早く言え。そうか、女子トイレに入る自分の姿を俺に見られるのが恥ずかしいんだな? それはそうだろうなぁ、俺たちは元は男同士・・・・しかも、高校の同級生だからな、ふふふっ」
「いえ・・・そんな事は」
 それを認めてしまったら、恵一はますます惨めになってしまう。恵一は、努めて冷静を装い改めて隆司に懇願した。
「お願いします、隆司さん。女・・・・女子トイレに・・・入らせてください」
「何だ、言えるじゃないか。よし、入っていいぞ」
「で・・・では、ここで待っていたください。急いで入って来ますから・・・・・」
「いいよ、別に急がなくたって。それより、慌ててティッシュで拭くのを忘れるなよ。まだおまえにはその習慣が身に付いていないんだからな」
「は・・・はい、では・・・・・・ちょっと」
 これ以上粘っていると更に何を言われるか分からないので、恵一はその流れを振り切るように女子トイレの中へ入った。
『で・・・でも、あんな所で待たれていたら、変な音まで聞かれてしまう・・・・・』
 すでに生徒も殆んどいなくなり、静まり返っている校舎内。スカートをたくし上げる音さえ大きく響く状況になっていた。

「バサバサッ!」

      「ジャーーーッ!」

  「カラカラカラ・・・・ビリッ!」

    「ズズッ・・・・・サラサラッ」

「ザザザーーーーッ!!」

      「バサッ・・・・・・バサバサッ!」


 恵一の動きに伴う音が、トイレ内・・・・そして、その外の廊下にまで響いた。
「どうだ、スッキリしたか?」
「・・・・・・・」

 トイレから出て来た恵一は、ただ無言のまま頷いた。

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09/16|人工美女の館 (第二部)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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 ひとみ絵里

Author: ひとみ絵里
性 別 :  人工微女

初めてスカートを穿いた日が私の誕生日です。ちなみに、小説の中で時々登場するめぐみ(恵一)のイメージ画像のモデルは一部を除いて私自身です。

    ♥ お話について ♥
このお話はフィクションです。お話の中に登場する人物名・会社名などはすべて架空のものです。また、このお話の著作権や私自身の画像に関しては、すべてわたし・絵里に帰属致しますので、無断で転載やご使用なさらないでくださいね。

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